愛くるしいルックスに、優雅な毛並みをしているパピヨン。
ふり向くたびに、フワッと毛並みがなびきます。
そんなルックス抜群のパピヨンですが、性格はどんな犬なのでしょうか?
これからパピヨンを飼いたい方も、他所のお家のパピヨンの性格が気になる方も、このページを読めばパピヨンがどんなワンちゃんなのかがわかります。
活発でにぎやか、ときにツンデレ。
そんなパピヨンの性格をまとめました。
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もくじ
パピヨンの性格4つの特徴
パピヨンの名前の由来は、大きな耳が蝶々にみえることから。
あのマリーアントワネットもパピヨンのファンだったとか。
そんなパピヨンですが、こんな性格をしています。
- 聡明で賢い
- 明るくて人が好き
- 芯が強い
- 活発でにぎやか
聡明で賢い
パピヨンはとても利口な犬種でもあります。
聡明で賢いのです。
パピヨンは性格が悪い?
パピヨンは頭のいいワンちゃんですので、しつけが重要です。
甘やかしすぎて、お犬様状態にしてしまうと、言うことを聞かない攻撃的な子に……。
たまに、パピヨンのことを性格の悪い犬種だという人がいますが、しつけがうまくいかなかったのでしょうね。
明るくて人が好き
本来、パピヨンはポジティブなワンちゃんです。
明るくって、知らない人や他所のワンちゃんにも友好的。
多頭飼いにも向いていて、コミュ力のあるタイプですね。
芯が強い
可愛らしい顔をしてパピヨンは、なかなか気がつよい犬種です。
芯が強くて、自分をしっかり持っています。
さっきまでツンツンしていたのに急に甘えてくることも。
いきなりのツンデレです。
頭が良くて、人好きな性格をしているからでしょうね。
活発でにぎやか
優雅なルックスのパピヨンですが、性格はにぎやかです。
ちょこまかちょこまかと動き回っていて、廊下のようにながい直線をみつけるとうれしくなって猛ダッシュすることも。
運動神経だって抜群です。
フローリングのようにツルツルとすべる場所であそんでいると、意外なくらい脚に負担がかかってしまいます。
パピヨンは、ヒザの関節を脱臼しやすい犬種。
マットやカーペットなどを敷いてすべりにくくしてあげましょう。
脚への負担が軽くなりますよ。
パピヨンのオスとメスの性格の違い
基本的にパピヨンはオスとメスで、性格が違うということはありません。
ただ、ワンちゃんには一人ひとり、個性がありますよね。
同じ性別をしていても、こっちの子は暴れん坊だけど、こっちの子はおとなしいというのはよくあることです。
そういう意味では、男の子の方が甘えんぼな子が多くて、女の子のほうが一人でも平気な子が多いと、よく言われています。
オスのほうが毛ぶきが良い
パピヨンといえば優雅な毛並ですが、女の子よりも男の子のほうが毛並みがゴージャスになる傾向が強いようです。
クジャクやライオンなど、オスの方が目立つ容姿をしている動物って多いですよね。
パピヨンもその仲間のようです。
パピヨンは去勢後・避妊後に性格が変わるのか
去勢や避妊によって性格が変わるということはありません。
去勢後・避妊後の性格の変化について調査したニューヨーク市立大学によると、「避妊手術・去勢手術に犬の性格を丸くする効果はない」と結論されています。
ただし、手術直後に「元気がなくなった」という子はおおいです。
これは麻酔を打たれたり、体にメスを入れられたりと、怖い思いをしたことでショックを受けている状態ではないかと思われます。
一時的なものですので、日が経てば元気になります。
ワンちゃんの元気がないと、飼い主さんとしても心配ですよね。
そこでワンちゃんへの接し方の提案ですが、ムリに元気を出させようとしたりせず、やさしく見守ってあげましょう。
元気が出るまで、できるだけワンちゃんの意思を尊重する、したいようにさせてあげるのがベストです。
飼う前に知っておきたいパピヨンの体の特徴
もしもパピヨンを飼うのなら、あらかじめ知っておきたい体の特徴を3つまとめました。
- 毛が生え変わる
- 骨格が細い
- 寒さに強く、暑さに弱い
毛が生え変わる
生後4か月をすぎるとふわふわしたベビーコートが抜け始めます。
どんどんと抜けます。
大人の毛へ生え変わるためなのですが、このことを知らないと「急にハゲてしまった……なんで!?」と慌てかねません。
この生え変わりの時期ですが、脚が伸びてくる時期とも重なります。
ひょろっとして毛が無い時期で、ハゲ期なんて呼ばれることも。
赤ちゃん犬のパピヨンはふわふわでコロコロしています。
ひょろっとした抜け毛の時期を経て、パピヨンの優雅な姿に変身します。
赤ちゃん(ふわコロ)→ハゲ期(ひょろひょろ)→成犬(優雅)
パピヨンは2度、変身するのです。
骨格が細い
パピヨンは活発でとても運動好きな犬種。
その割に骨格がほっそりしています。
- 膝蓋骨脱臼→ヒザの脱臼です。フローリングなどの滑りやすい場所で、起きがちです。
- 骨折→高いところから飛び降りて骨折……というパターンが多いです。
マットやカーペットを敷いて、床を滑りにくくしてあげたり、ソファや階段などジャンプしたくなるような場所はケージで囲ってあげたり、工夫してあげましょう。
寒さに強く、暑さに弱い
小型犬の中でもパピヨンは、暑さ寒さに丈夫な犬種です。
環境に適応する能力が高く、基本的にどんな場所でも暮らしているけるワンちゃんではあるのですが、日本の夏は話が別。
このところの夏の暑さはちょっと普通じゃないですよね。
エアコンでの暑さ対策は欠かせません。
その代わりといってはなんですが、パピヨンは寒さには強い犬種です。
日本の冬はそれほど強烈でもありませんので(北海道や東北は別ですよ)パピヨンにとっては苦になるわけでもありません。
パピヨンの飼いやすさ
ルックス抜群のパピヨン。
小型犬にしては体は丈夫で、病気などもしにくい犬種です。
そういった意味では、いっしょに暮らしやすい犬種です。
ただ、育て方に苦労するかも。
ここでは、そんなパピヨンの飼いやすさについて解説します。
パピヨンの飼いやすさ
パピヨン自体はとても飼いやすい犬種です。
アタマが良いのでしつけもきちんと覚えますし、体も小柄なので散歩が重労働になったりもしません。
ですが、パピヨンと上手に暮らすのはむずかしいようです。
パピヨンと暮らすのが難しい理由。
それは「甘やかしすぎ」です。
ルックス自体が愛くるしい上に、ツンデレな気質が飼い主さんを舞い上がらせてしまうのでしょうか。
きちんとしつけられずにワガママ犬に育ってしまっている子が多いのです。
もともと活発な性格をしていますので、ヤンチャな子になりやすいんです。
ダメなことをしても「仕方ないね~」と流してしまったり。
見方をかえれば、猫っかわいがりしている飼い主さんも幸せそうですし、ワガママワンちゃんなパピヨンも自分の好きなようにできているので、お互いにハッピーなのかもしれませんが……。
パピヨンといっしょに暮らすのに向いている人
- お子さんのいる方
- たくさん運動したい犬種なので毎日きちんと散歩できる方
- 毎日ブラッシングのできる方
パピヨンはお子さんのいるお家に特におすすめなワンちゃんです。人と遊ぶのが大好きで、スタミナもありますので、良い遊び相手になってくれます。きっと、かけがえのない家族になってくれるはず。
世話の面では、散歩とブラッシングの欠かせないワンちゃんです。
パピヨン自体が運動が大好きな犬種です。欠かさずに散歩できる方でないと、パピヨンにフラストレーションがたまってしまいます。不良なわんこへの第一歩。気むずかしい性格になってしまわないよう、毎日のお散歩でしっかりリフレッシュしてあげましょう。
ブラッシングも欠かせません。優雅な毛並みが特徴的ですが、ブラッシングをサボってしまうと、あっという間に毛玉に。
このように、世話にかける時間をとれる人でないと、パピヨンと暮らすのは難しいかもしれません。