【獣医師に相談すべき?】犬がかかりやすい病気10選|症状・原因・予防法をわかりやすく解説

「最近、お水を飲む回数が急に増えた気がする…」
「前は大好きだったお散歩の準備をしても、なんだか乗り気じゃない…」
「そういえば、目がほんのり白く濁ってきたような…?」
愛犬と一緒に過ごす毎日の中で、ふとした時に感じる「いつもと違う」という違和感。
「歳をとっただけかな?」「それともどこか痛いのかな…」と、不安で胸がキュッとしてしまう瞬間は誰にでもありますよね。
ワンちゃんは言葉で「ここが痛いよ」「なんだかしんどいんだ」と伝えることができません。だからこそ、日頃からそばにいる飼い主さんの「あれ?」という気づきが、病気を早期発見するための何よりのサインになります。
この記事では、「犬がかかりやすい代表的な10の病気」の初期症状と予防法を分かりやすくまとめて解説します!
「まさにうちの子のことかも…」と思う症状がないか、一緒にチェックしていきましょう。
ひと目でわかる!犬がかかりやすい代表的な病気10選
病気のサインを早く見つけるために、まずは特に多い10の病気と代表的な症状を一覧で把握しておきましょう。
| 病気・トラブル | 主な初期症状・サイン | 特に注意したい犬種・年齢 |
| ① 目の病気 | 目が白い・物によくぶつかる・目やに | シニア犬全般・目が大きい犬種 |
| ② 歯周病・口臭 | お口が臭い・歯石・よだれが増えた | 成犬〜シニア犬・小型犬 |
| ③ 関節の病気 | 足を引きずる・散歩を嫌がる・段差を避ける | 大型犬・シニア犬・胴長犬種 |
| ④ 胃腸の病気 | 嘔吐・下痢・食欲がない | 全年齢・子犬・デリケートな子 |
| ⑤ シニア犬の老化現象 | 寝てばかりいる・歩くのが遅い・食の好みの変化 | 7歳以上のシニア犬 |
| ⑥ 腎臓病 | お水を大量に飲む・おしっこの量が増えた | シニア犬(特に8歳以上) |
| ⑦ 皮膚病 | 体を頻繁にかく・毛が抜ける・皮膚の赤み | 全年齢・アレルギー体質の子 |
| ⑧ 肝臓病 | 元気がない・食欲低下・急な体重減少 | 中高齢犬 |
| ⑨ 心臓病 | コンコンと咳をする・呼吸が荒い・疲れやすい | 小型犬・シニア犬 |
| ⑩ 糖尿病 | 食べているのに痩せる・多飲多尿 | 中高齢犬・肥満傾向の子 |
ワンちゃんがかかりやすい病気10選と「SOSのサイン」
ここからは、それぞれの病気について「どんなサインが出るのか」「おうちでどう備えるべきか」を詳しく紐解いていきます。
① 目の病気(白内障・緑内障など)
「目が少し白っぽく見えてきた」「柱や家具に体をぶつけるようになった」と感じたら要注意。特に高齢になると白内障のリスクが高まります。早めに気づいてケアを始めることで、進行を緩やかにできるケースも多いです。
② 歯周病・お口のトラブル
「最近抱っこした時にお口の匂いが気になる…」それ、実は単なる口臭ではなく歯周病のサインかもしれません。3歳以上のワンちゃんの大部分が予備軍と言われており、悪化すると歯が抜けるだけでなく、菌が血液に乗って全身の臓器に悪影響を及ぼすことも。毎日の歯磨きが一番の予防法です。
③ 関節の病気(関節炎・パテラなど)
「フローリングで滑るようになった」「散歩に行こうとすると座り込む」のは、足や腰に痛みを抱えているからかもしれません。体重管理でお膝の負担を減らし、室内に滑り止めマットを敷いてあげる環境づくりが大切です。
④ 胃腸の病気(胃腸炎・誤飲など)
ワンちゃんの悩みで最も多いのが嘔吐や下痢。「ちょっとお腹を壊しただけかな?」と思っていても、何度も繰り返したりグッタリしている場合は脱水症状を起こす危険があります。早めに病院を受診してあげましょう。
⑤ シニア犬の老化・衰え
7歳を過ぎたあたりから「呼びかけへの反応が遅い」「寝ている時間が長くなった」といった変化が目立ち始めます。病気ではなく加齢によるものであっても、食事の栄養バランスを見直したり、筋力を維持する工夫で健康寿命をグッと伸ばせます。
⑥ 腎臓病
「最近お水を飲む量が明らかに増えて、おしっこの回数も多い」という場合、真っ先に疑うべきが腎臓のトラブルです。一度壊れた腎臓の組織は元に戻りにくいため、「多飲多尿」に気づいた時点ですぐに検査を受けることが命を守る鍵になります。
⑦ 皮膚病(アレルギー・皮膚炎)
「足を舐め続けて赤くなっている」「背中をかゆがって壁に擦り付けている」など、皮膚トラブルはワンちゃんにとって大きなストレスです。フードのアレルギーやダニ、乾燥など原因は様々なので、お風呂の入れ方やフードの見直しから改善していきましょう。
⑧ 肝臓病
肝臓は「沈黙の臓器」と呼ばれており、病気がかなり進行するまで目立った症状が出にくいのが特徴です。「なんとなく食欲が落ちた」「体重が減ってきた」と感じた時には悪化していることもあるため、定期的な血液検査で見つけてあげることが重要です。
⑨ 心臓病(僧帽弁閉鎖不全症など)
小型犬やシニア犬にとても多いのが心臓の病気です。「夜中や興奮した時にコンコンと乾いた咳をする」「散歩の途中で座り込んでハァハァ言う」といった変化は、心臓からのSOSサインかもしれません。
⑩ 糖尿病
「ごはんはしっかり食べているのに、なぜかどんどん痩せていく…」そんな不思議な現象が起きていたら糖尿病の可能性があります。喉が渇いてお水をたくさん飲むようになり、放置すると命に関わるため、適切な食事療法と注射などの治療でコントロールしていく必要があります。
愛犬を病気から守るために「今日からできる5つのこと」
難しく考える必要はありません。毎日の生活の中で以下の5つを意識してあげるだけで、病気の予防と早期発見の確立が大幅にアップします!
- 愛犬に合った「良質なごはん」と「適正体重」のキープ
肥満は万病のもと。体重を定期的に測り、ごはんの量を調整しましょう。 - その子のペースに合わせた「適度な運動」
筋肉量を維持することは、関節や心臓の健康を支えるベースになります。 - 「触れ合い(スキンシップ)」を通じた身体の観察
撫でながら「しこりがないか」「皮膚が赤くないか」「口臭がないか」を手で確かめましょう。 - 年に1〜2回の「定期健康診断」
血液検査やレントゲンを受けることで、目に見えない内臓の異変をいち早く察知できます。 - 「いつもの記録」をつけておく
「お水を飲む量」「うんちの固さ」「体重」をノートやアプリに記録しておくと、診察時に先生へ正確に状態を伝えられます。
まとめ:あなたの「違和感」は、愛犬を守る一番のセンサーです
犬の病気の多くは、早期に見つけて適切なケアをしてあげれば、進行を遅らせたり症状を和らげたりすることができます。
「病院に行くほどでもないかな…?」と迷うような小さな変化でも、毎日そばにいる飼い主さんが感じた違和感は、大抵当たっているものです。
気になる症状を見つけたら一人で悩まず、記事内の詳細ガイドを参考にしながら、かかりつけの獣医師さんに気軽に相談してみてくださいね。愛犬との笑顔あふれる毎日を、これからも元気に守っていきましょう!