ラブラドール・レトリーバーは飼いやすい?性格・価格・運動量・抜け毛を解説

ラブラドール・レトリーバー

ラブラドール・レトリーバーは、明るく人懐っこい性格と、筋肉質で力強い体つきが特徴の大型犬です。

盲導犬や介助犬として活躍する姿から、「賢くてしつけがしやすい犬」という印象を持つ方も多いでしょう。

しかし、「ラブラドールは初心者でも飼いやすい?」「毎日どれくらい散歩が必要?」「短毛でも抜け毛は多い?」と気になる方もいるはずです。

ラブラドール・レトリーバーは人と協力することを楽しむ犬が多い一方、子犬や若犬の頃は非常に活発で、飛びつきや引っ張り、拾い食いなどへの対応が必要になる場合があります。

また、食事管理や関節の健康管理も重要です。

この記事では、ラブラドール・レトリーバーの性格、飼いやすさ、子犬の価格、運動量、抜け毛、しつけ、かかりやすい病気まで、初心者に向けて詳しく解説します。


Contents
目次を全て見る
  1. ラブラドール・レトリーバーの基本情報と特徴
  2. ラブラドール・レトリーバーの性格
    1. 人懐っこさと学習意欲
    2. 子犬・若犬の活発さ
    3. 子どもやほかの犬との暮らし
  3. ラブラドール・レトリーバーは初心者でも飼いやすい?
    1. 飼いやすいと感じるポイント
    2. 大型犬ならではの負担
    3. 向いている家庭・向かない家庭
  4. ラブラドール・レトリーバーの価格と飼育費用
    1. 子犬の平均価格は213,387円
    2. 迎えるときの初期費用
    3. 食費・医療費・年間費用
  5. ラブラドール・レトリーバーの散歩と運動量
    1. 成犬の散歩時間の目安
    2. 子犬期の運動と関節への配慮
    3. 水遊び・知育遊びの注意点
  6. ラブラドール・レトリーバーの抜け毛とお手入れ
    1. 短毛でも抜け毛が多い理由
    2. ブラッシングと耳のケア
    3. 歯磨き・爪切り・皮膚の確認
  7. ラブラドール・レトリーバーのしつけと社会化
    1. 飛びつき・引っ張りへの対応
    2. 拾い食い・誤飲を防ぐ練習
    3. 留守番と落ち着いて休む練習
  8. ラブラドール・レトリーバーがかかりやすい病気
    1. 股関節形成不全・肘関節形成不全
    2. 肥満と体重管理
    3. 運動誘発性虚脱(EIC)
    4. 耳の病気と胃拡張・胃捻転症候群
  9. ラブラドール・レトリーバーを迎える前のチェックリスト
  10. ラブラドール・レトリーバーのよくある質問(FAQ)
    1. Q. ラブラドールは初心者でも飼えますか?
    2. Q. ラブラドールはおとなしい犬ですか?
    3. Q. ラブラドールの抜け毛は多いですか?
    4. Q. ラブラドールは毎日散歩が必要ですか?
    5. Q. ラブラドールは太りやすいですか?
    6. Q. ラブラドールの子犬はいくらですか?
  11. まとめ|ラブラドールは運動・しつけ・食事管理を理解して迎えよう

ラブラドール・レトリーバーの基本情報と特徴

項目内容
犬種名ラブラドール・レトリーバー
原産国イギリス
犬種グループ8G:7グループ以外の鳥猟犬
体高オス約56〜57cm、メス約54〜56cm
体重おおむね25〜36kg程度
被毛短毛のダブルコート
主な毛色ブラック、イエロー、チョコレート
子犬の掲載平均価格213,387円
価格確認日2026年10月28日
寿命一般に10〜13歳前後が目安

※体格や寿命には個体差があります。体重は一般的な目安です。価格はブリーダーナビの掲載情報に基づきます。

ラブラドール・レトリーバーは、もともと水辺での回収作業などに適した能力を持つ犬として発展してきました。

現在では家庭犬としてだけでなく、盲導犬や介助犬、災害救助犬など、さまざまな分野で活躍しています。

ただし、専門的な訓練を受けた使役犬の姿が、すべてのラブラドールの日常の性格を表しているわけではありません。

家庭で迎える場合は、活動量や力の強さ、食べ物への関心などを理解しておくことが大切です。


ラブラドール・レトリーバーの性格

人懐っこさと学習意欲

ラブラドール・レトリーバーは、人との交流を好み、飼い主と一緒に活動することを楽しむ犬が多いとされています。

ごほうびを使ったトレーニングに意欲的な個体も多く、基本的なしつけに取り組みやすい場合があります。

しかし、性格には個体差があります。慎重な犬や興奮しやすい犬もいるため、犬種だけで性格を判断しないことが重要です。

また、「賢い犬種だから何もしなくても指示を聞く」というわけではありません。

日々の練習を通じて、家庭で必要な行動を少しずつ教えていきましょう。

子犬・若犬の活発さ

ラブラドールは、子犬や若犬の頃に活発な行動が見られる場合があります。

例えば、飼い主への飛びつき、散歩中の引っ張り、物をくわえて運ぶ行動、興奮して走り回る行動などです。

子犬の頃はかわいらしく感じる行動でも、成犬になると体重が30kg前後になる個体もいるため、安全上の問題につながる場合があります。

早い時期から、落ち着いて挨拶することや、リードを引っ張らずに歩くことを教えましょう。

成長に伴って落ち着く犬もいますが、年齢だけで行動が改善するとは限りません。

子どもやほかの犬との暮らし

ラブラドールは家族と仲良く暮らせる個体も多い一方、子どもやほかの犬との相性には個体差があります。

大型犬は体がぶつかるだけでも、小さな子どもを転倒させる可能性があります。

子どもには、犬を無理に抱きしめないこと、食事中や睡眠中は邪魔をしないことを教えましょう。

ほかの犬と接する際も、相手の犬の様子を確認し、無理に近づけないことが大切です。

小さな子どもと犬を二人きりにせず、大人が見守りましょう。


ラブラドール・レトリーバーは初心者でも飼いやすい?

ラブラドールは初心者でも飼育を検討できる犬種ですが、毎日の運動、しつけ、食事管理、大型犬の飼育費用への備えが必要です。

飼いやすいと感じるポイント

ラブラドールは、人と協力して活動することを楽しむ犬が多く、トレーニングに取り組みやすい場合があります。

また、短毛のため、長毛犬のような毛玉の管理や定期的な全身カットを通常は必要としません。

ただし、短毛でも抜け毛は多く、ブラッシングや掃除が必要です。

性格の親しみやすさだけで、飼育の負担が少ないと判断しないようにしましょう。

大型犬ならではの負担

初心者が特に注意したいのは、次の点です。

  • 毎日の散歩と遊びが必要
  • 成犬になると力が強い
  • 子犬・若犬の飛びつきや引っ張りへの対応が必要
  • 拾い食いや誤飲への注意が必要
  • 食事量と体重の管理が重要
  • 食費や医療費などの負担がある

また、高齢期に歩行が難しくなった場合は、体を支えるための介護用品や通院方法も考える必要があります。

向いている家庭・向かない家庭

向いている家庭

  • 毎日の散歩と遊びを楽しめる
  • 子犬期からしつけを続けられる
  • 食事やおやつを適切に管理できる
  • 大型犬を安全に制御できる
  • 食費・医療費への備えがある

慎重に検討したい家庭

  • 散歩の時間をほとんど確保できない
  • 大型犬の力を制御することが難しい
  • 食べ物や危険物を安全に保管できない
  • 抜け毛の掃除を続けることが難しい
  • 高齢期の介護を支援できる人がいない

ラブラドール・レトリーバーの価格と飼育費用

子犬の平均価格は213,387円

ブリーダーナビに掲載されているラブラドール・レトリーバーの平均価格は、213,387円です。

出典: ブリーダーナビ|ラブラドール・レトリーバーの子犬販売情報(2026年10月28日確認)

これは掲載されている子犬の平均価格であり、すべてのラブラドールが同じ金額で販売されているわけではありません。

毛色、血統、月齢、地域、販売時期などによって価格は変動します。

子犬を迎える際は、親犬の関節や目の健康情報、遺伝性疾患に関する検査状況、子犬の飼育環境なども確認しましょう。

迎えるときの初期費用

子犬を迎える際には、購入費用のほかに大型犬用の生活用品が必要です。

必要なもの主な用途
大型犬用ケージ・サークル安全な休息場所
クレート移動・避難・休息
食器・給水器食事と水分補給
首輪・ハーネス・丈夫なリード散歩と安全管理
ベッド快適な休息
ブラシ抜け毛のお手入れ
滑り止めマット関節への負担に配慮
丈夫なおもちゃ遊びと知育

また、ワクチン、寄生虫予防、健康診断、マイクロチップの登録手続きなどについても確認しましょう。

ラブラドールでは誤飲防止のため、靴下や小さなおもちゃ、食品などを安全に保管できる収納環境も重要です。

食費・医療費・年間費用

ラブラドールは大型犬のため、フードや予防医療、用品などの費用が小型犬より高くなる場合があります。

費用項目内容
フード・おやつ体格と活動量に応じた食事
予防医療ワクチン、フィラリア・ノミ・マダニ対策
健康診断年齢に応じた定期検査
お手入れブラシ、シャンプー、爪切り用品
医療費病気やけがの検査・治療
その他ペット保険、移動用品、介護用品など

年間費用は健康状態や地域によって異なります。

特に、関節疾患や誤飲による治療が必要になった場合は、予想外の医療費が発生することがあります。

購入価格だけでなく、継続的な費用と緊急時の出費にも備えましょう。


ラブラドール・レトリーバーの散歩と運動量

成犬の散歩時間の目安

ラブラドールは活動的な犬種で、毎日の散歩と遊びが重要です。

健康な成犬では、朝夕それぞれ30〜60分程度を出発点として、体力や体調に合わせて調整するとよいでしょう。

ただし、必要な運動量には個体差があります。

散歩では距離だけでなく、安全な場所でにおいを嗅ぐ時間や、落ち着いて歩く練習も取り入れましょう。

子犬期の運動と関節への配慮

大型犬の子犬は成長途中のため、関節への負担に注意が必要です。

高い場所から繰り返し飛び降りる、滑りやすい床で激しく走る、疲れているのに長時間運動させるなどは避けましょう。

一方、適度な遊びや運動は成長期にも重要です。

年齢や体調に合わせて、無理のない活動を取り入れてください。

歩き方に異常がある場合は、運動量を自己判断で増やさず、獣医師に相談しましょう。

水遊び・知育遊びの注意点

ラブラドールには、水遊びや物をくわえて運ぶ遊びを楽しむ個体がいます。

ただし、すべてのラブラドールが泳ぎを得意とするわけではありません。

水辺では流れや水深を確認し、必ず大人が見守りましょう。

また、フードを探す遊びや知育トイなど、頭を使う活動もおすすめです。

おもちゃを使う際は、飲み込めない大きさや安全性を確認してください。

▶ 犬との暮らしガイド|散歩・遊び・季節の対策


ラブラドール・レトリーバーの抜け毛とお手入れ

短毛でも抜け毛が多い理由

ラブラドールは短毛ですが、上毛と下毛からなるダブルコートの犬種です。

換毛期には大量の下毛が抜けることがあります。

室内飼育では、季節を問わず抜け毛が見られる場合もあります。

「短毛だから抜け毛が少ない」と考えず、定期的なブラッシングと掃除を行いましょう。

ブラッシングと耳のケア

普段から定期的にブラッシングし、換毛期には必要に応じて回数を増やしましょう。

また、ラブラドールは垂れ耳のため、耳の中が蒸れたり、外耳炎などのトラブルが起こったりする場合があります。

耳のにおい、赤み、耳をかく行動などがないか確認してください。

水遊びやシャンプーの後は、耳や皮膚の湿り気にも注意しましょう。

歯磨き・爪切り・皮膚の確認

ラブラドールには、ブラッシング以外にも歯磨きや爪切りが必要です。

歯磨きは短い時間から慣らし、無理に口を開けさせないようにしましょう。

また、皮膚の赤みやかゆみ、しこりなど、普段と違う変化がないか確認することも大切です。


ラブラドール・レトリーバーのしつけと社会化

飛びつき・引っ張りへの対応

ラブラドールは体が大きく力も強いため、飛びつきやリードの引っ張りが人の転倒につながる場合があります。

子犬の頃から、四つ足で落ち着いて挨拶することや、リードを引っ張らずに歩くことを教えましょう。

望ましい行動ができたときに褒める方法がおすすめです。

興奮している犬を力任せに引っ張ったり、強く叱ったりすることは避けてください。

拾い食い・誤飲を防ぐ練習

ラブラドールには、食べ物への関心が強い個体や、物をくわえることを好む個体がいます。

散歩中の拾い食いや、家庭内での誤飲に注意が必要です。

例えば、靴下、小さなおもちゃ、食品の包装、犬に有害な食品などを届かない場所に保管しましょう。

また、「おいで」「離して」などの練習を進めることも大切です。

ただし、しつけだけで誤飲を完全に防ぐことはできません。

誤飲が疑われる場合は、家庭で無理に吐かせず、速やかに動物病院へ連絡してください。

留守番と落ち着いて休む練習

人との交流を好む犬でも、安心して一人で過ごす練習は必要です。

短い留守番から段階的に慣らし、落ち着いて休める場所を用意しましょう。

また、運動の時間だけでなく、静かに休む習慣を作ることも大切です。

興奮しやすい犬では、落ち着いた行動を褒める練習を日常生活に取り入れましょう。

▶ 犬のしつけ完全ガイド


ラブラドール・レトリーバーがかかりやすい病気

ラブラドールでは、関節疾患、肥満、遺伝性疾患などに注意が必要です。

ただし、犬種としてリスクがあることと、すべての個体が発症することは異なります。

股関節形成不全・肘関節形成不全

股関節形成不全や肘関節形成不全は、関節の発達や構造に関連する問題です。

歩き方が不自然、立ち上がりを嫌がる、運動後に足を痛がるなどの症状が見られる場合があります。

子犬を迎える際は、親犬の関節の健康検査について繁殖者に確認しましょう。

家庭では、適切な体重を維持し、滑りにくい床を整えることが大切です。

肥満と体重管理

ラブラドールは、食べ物への関心が強い個体も多く、体重管理が重要です。

肥満は関節への負担を増やすほか、さまざまな健康上の問題につながる可能性があります。

体重だけでなく、肋骨の触れ方や腰のくびれなどを確認するボディコンディションスコア(BCS)も参考になります。

適切な食事量は、年齢、活動量、避妊・去勢の有無、健康状態などによって異なります。

おやつも一日の食事量に含め、必要に応じて獣医師に相談しましょう。

運動誘発性虚脱(EIC)

運動誘発性虚脱(EIC)は、ラブラドールなどで知られている遺伝性疾患の一つです。

激しい運動や興奮に関連して、後ろ足の力が抜けたり、歩行が不安定になったり、倒れたりする場合があります。

ただし、すべてのラブラドールに起こる病気ではありません。

EICに関連する遺伝子検査が利用されることもありますが、検査結果だけで犬のすべての健康状態を判断できるわけではありません。

運動中にふらつきや虚脱が見られた場合は、直ちに運動を中止し、速やかに獣医師の診察を受けてください。

耳の病気と胃拡張・胃捻転症候群

ラブラドールは垂れ耳のため、外耳炎などの耳のトラブルが起こる場合があります。

耳のにおい、赤み、耳をかく行動などがあれば、動物病院で相談しましょう。

また、大型犬では胃拡張・胃捻転症候群(GDV)にも注意が必要です。

GDVは胃が膨らみ、場合によってはねじれることで命に関わる状態になる病気です。

吐こうとしても吐けない、お腹が急に膨らむ、落ち着かない、ぐったりするなどの症状が見られた場合は、直ちに動物病院へ連絡してください。

▶ 犬の健康管理完全ガイド


ラブラドール・レトリーバーを迎える前のチェックリスト

  • 毎日の散歩と遊びの時間を確保できる
  • 大型犬の力を安全に管理できる
  • 子犬期から飛びつきや引っ張りへのしつけに取り組める
  • 食べ物や危険物を安全に保管できる
  • 食事量と体重を適切に管理できる
  • 抜け毛の掃除を続けられる
  • 親犬の関節や遺伝性疾患に関する健康情報を確認できる
  • 食費・医療費への備えがある
  • 高齢期の介護や通院方法を考えている

ラブラドール・レトリーバーのよくある質問(FAQ)

Q. ラブラドールは初心者でも飼えますか?

飼育は可能ですが、毎日の運動、しつけ、食事管理、大型犬の飼育費用への備えが必要です。

Q. ラブラドールはおとなしい犬ですか?

落ち着いた犬もいますが、子犬や若犬は活発な場合があります。適切な運動としつけが大切です。

Q. ラブラドールの抜け毛は多いですか?

短毛でもダブルコートのため、特に換毛期には抜け毛が多くなります。

Q. ラブラドールは毎日散歩が必要ですか?

健康な犬では、基本的に毎日の散歩が必要です。年齢、体力、関節の状態に応じて運動量を調整しましょう。

Q. ラブラドールは太りやすいですか?

食べ物への関心が強い個体も多く、食事量と体重の管理が重要です。適切な体型を維持するよう心がけましょう。

Q. ラブラドールの子犬はいくらですか?

ブリーダーナビの2026年10月28日時点の掲載平均価格は213,387円です。実際の価格は個体や販売時期によって異なります。

まとめ|ラブラドールは運動・しつけ・食事管理を理解して迎えよう

ラブラドール・レトリーバーは、明るく人懐っこい性格と、人と協力することを楽しむ姿が魅力の犬種です。

一方で、子犬・若犬の活発さ、大型犬ならではの力の強さ、拾い食い、肥満、関節の健康管理など、初心者が理解しておきたい注意点もあります。

特に、子犬期からのしつけ、適切な運動、食事量の管理が重要です。

盲導犬としてのイメージだけで判断せず、家庭で暮らす犬として必要なお世話を具体的に考えて迎えましょう。

▶ 犬の飼い方完全ガイド

▶ 犬種30選の比較ガイド

※本記事は犬種の一般的な特徴と飼育上の注意点を紹介するものです。健康状態に不安がある場合は、獣医師へ相談してください。


この記事を書いた人
ヒゲオヤジ