ハバニーズの特徴とは?性格・飼いやすさ・価格・飼い方を初心者向けに解説

雪の上に立つハバニーズ
QHuge / Wikimedia Commons / CC BY 4.0(表示用に縮小・圧縮)
雪の上に立つハバニーズ
ハバニーズの長くやわらかな被毛。写真:QHuge/Wikimedia Commons、CC BY 4.0(縮小・圧縮)。詳細な出典は記事末に掲載。

ハバニーズは、やわらかな長い被毛と、明るく人懐っこい性格が魅力の小型犬です。家族とのふれあいを好み、褒めながら教えるしつけとも相性がよいため、初めて犬を迎える方にも候補になります。

ただし、毎日の被毛のお手入れと、一緒に過ごす時間を確保できることが大切です。抜け毛の少なさだけで選ぶと、毛玉を防ぐケアの負担を見落としやすくなります。

この記事では、ハバニーズの基本情報から性格、飼いやすさ、価格、散歩やお手入れの方法、迎える前に確認したいことまで、初心者の方に向けて解説します。


ハバニーズの基本情報

項目 内容
原産国 キューバ
分類 小型犬/9G:愛玩犬
登録頭数 59頭(JKC・2025年1〜12月の新規犬籍登録)
体高 23〜27cm(JKC標準。許容範囲21〜29cm)
体重 約3〜6kg(AKCの7〜13ポンドを換算した目安)
価格の目安 直近3か月の成約価格40万〜58万円、平均約46万円
※みんなのブリーダーの販売実績。2026年10月18日確認

体高・原産国はジャパンケネルクラブ(JKC)の犬種紹介、体重はAmerican Kennel Club(AKC)の解説を参照しています。登録頭数はJKCの2025年犬種別犬籍登録頭数で、日本で飼われている総頭数ではありません。体格は個体によって異なります。

ハバニーズの価格と、迎える前に用意したい費用

みんなのブリーダーのハバニーズ販売実績では、2026年10月18日時点の直近3か月の成約価格は40万〜58万円、平均は約46万円と案内されています。これは同サービス内の実績で、国内全体の相場や、今後の販売価格を保証する数字ではありません。

購入時は、生体価格に何が含まれるかを見積書で確認しましょう。ワクチン、健康診断、マイクロチップ関係の費用、引き渡し方法による費用などを分けて確認すると、支払総額を把握できます。

迎えた後も、フードや予防医療のほか、ブラッシング用品と定期的なサロン代が必要です。近隣のサロンにハバニーズの対応可否と料金を聞き、毎月の予算に組み込んでから検討すると安心です。


ハバニーズってどんな犬?

ハバニーズは、キューバを原産国とするビション系の愛玩犬です。短めの足と小柄ながらしっかりした体つき、弾むような歩き方が特徴で、長くやわらかな被毛にはさまざまな毛色があります。JKCの犬種標準でも、陽気で愛情深い犬種として紹介されています。

室内で家族と暮らす伴侶犬として考えると、ハバニーズの魅力が分かりやすくなります。一緒に遊んだり、そばで休んだりする時間を楽しみたい家庭に向いています。庭の広さより、日々どのくらい関われるかを重視して考えましょう。


ハバニーズの性格

ハバニーズは、明るく社交的で、家族との交流を好む傾向があります。人の反応に関心を持ち、遊びや練習を通じてコミュニケーションを取りやすい犬種です。

その一方で、繊細な面もあります。大声で叱る、無理に初対面の人へ近づけるといった対応は避け、落ち着いて接することが大切です。性格には個体差があるため、見学では元気さだけでなく、驚いた後に落ち着けるか、人や体への接触をどう受け止めるかも観察してみましょう。

「人懐っこい犬種」でも、すべての人や犬とすぐ仲良くできるとは限りません。子どもと暮らす場合は、大人が見守り、犬が休んでいるときには触らない、逃げ場所をふさがない、といった接し方を家族で共有しましょう。


ハバニーズの飼いやすさ

ハバニーズは、毎日のケアを続けられ、長時間の留守番を日常にしない家庭なら、初心者にも検討しやすい犬種です。小柄で、飼い主とのやり取りを好むことが、暮らしやしつけの助けになります。

飼いやすさを判断するときは、体の小ささに加えて、被毛のお手入れと留守番への対応を見てください。AKCの解説でも、長時間ひとりで過ごす生活は得意ではなく、家族が時間と注意を向けられる環境が合うとされています。

ハバニーズとの暮らし|留守番の支えを先に考える

家族の帰宅が毎日遅くなるなら、迎える前に昼間の世話を誰が担当するか決めておきましょう。家族の交代、ペットシッターや預かり先の利用など、実際に続けられる方法を用意します。

迎えてからは、犬が安心して休める場所をつくり、飼い主が少し離れても落ち着ける経験を短い時間から重ねます。鳴き続ける、扉を引っかく、落ち着かない様子が続くときは、時間を延ばさずに難易度を戻し、獣医師や行動に詳しい専門家へ相談しましょう。

詳しい準備は、犬の留守番で気を付けたいことも参考にしてください。


ハバニーズの運動量

ハバニーズに必要なのは、毎日の散歩と室内遊びを組み合わせた適度な運動です。The Royal Kennel Clubの犬種情報では1日30分までを目安として紹介していますが、一律の上限ではありません。年齢、体調、気温、歩くペースに合わせて調整しましょう。

健康な成犬では、短めの散歩を朝夕に分け、犬がにおいを嗅いだり周囲を観察したりする時間も取るとよいでしょう。子犬やシニア犬、持病がある犬の運動は、獣医師と相談して決めます。暑い時間帯や熱い路面は避けてください。

ハバニーズとの暮らし|人と遊ぶ楽しさを取り入れる

室内では、おもちゃを探す遊びや、「おいで」「おすわり」を遊びの中に挟む練習が取り入れやすい方法です。長く続けるより、犬が楽しんでいるうちに短く終えることを意識します。床を滑りにくくし、高い場所から飛び降りる遊びは避けましょう。


ハバニーズのお手入れ

ハバニーズは抜け毛が比較的少ない一方で、長い被毛が絡まりやすく、日常のケアに手間がかかります。Havanese Club of Americaの被毛ケア解説でも、短くカットした犬を含め、定期的なお手入れが必要とされています。

毎日、毛のもつれと皮膚の状態を確認しながら、やさしくブラッシングしましょう。耳の後ろ、わき、足の付け根などは、特に毛が絡まりやすい部分です。毛先だけでなく根元まで確認し、大きな毛玉は引っ張ったり皮膚の近くをはさみで切ったりせず、トリマーへ相談してください。

目の周りや口元の汚れはやさしく拭き、耳はにおいや汚れの変化を確認します。歯みがき、爪、足裏の毛の管理も必要です。サロンの間隔は毛の長さや皮膚の状態で変わるため、希望のカットと家庭でできるケアを伝えて決めましょう。

ハバニーズとの暮らし|短いお手入れから慣らす

最初は背中を数回とかす、足先に一瞬触れるなど、嫌がる前に終えられる範囲から始めます。落ち着いて受け入れられたら褒め、少しずつ触れる場所を増やしましょう。短めのカットを選ぶ場合も、ブラッシングや皮膚の観察は続けてください。


ハバニーズのしつけ

ハバニーズは、できた行動をすぐ褒めて教える方法と相性がよい犬種です。AKCのしつけの解説でも、繊細さに配慮した前向きな教え方と、子犬期からの社会化が勧められています。

社会化とは、さまざまな人、音、場所などに、怖がらずに接する経験を重ねることです。抱っこで外の様子を見る、静かな場所で人を眺めるなど、犬が落ち着ける距離から始めましょう。嫌がる犬を無理に触らせる必要はありません。

家庭では、トイレ、呼び戻し、休む場所で落ち着く練習を優先します。トイレは起床後や食後などの機会に誘導し、成功した直後に褒めます。失敗を叱るより、場所やタイミングを見直すほうが次の成功につながります。手順は犬のトイレトレーニング完全ガイドで詳しく紹介しています。


ハバニーズを飼う前に知っておきたいこと

抜け毛の少なさと、お手入れの負担を一緒に考える

ハバニーズを候補にするなら、掃除のしやすさだけでなく、毎日毛をとかす担当とサロンへ通う予算まで決めておきましょう。被毛を短く保つ方法もありますが、お手入れが不要になるわけではありません。また、抜け毛が少ないことは、犬アレルギーが起こらないことを意味しません。家族にアレルギーがある場合は、迎える前に医師へ相談してください。

親犬と子犬の健康情報を具体的に確認する

The Royal Kennel Clubの健康情報では、繁殖前の眼科検査や肘関節の検査などが紹介されています。見学時には「健康です」という説明だけでなく、親犬が受けた検査の種類・時期・結果、子犬の診察記録、現在治療中のことがないかを確認しましょう。

検査を受けていても、将来の病気がすべて防げるわけではありません。迎えた後の健康診断や予防の予定をかかりつけの動物病院で相談し、歩き方、食欲、目や皮膚などの変化が続くときは受診につなげてください。

少ない登録頭数を、急いで決める理由にしない

JKCの2025年の新規登録は59頭で、多くの犬種に比べて出会える機会が限られます。希望する犬が見つかっても、写真や価格だけで決めず、飼育環境、親犬の様子、性格、引き渡し後の相談先を確認しましょう。

特に初めて迎える場合は、長毛犬のケアを実際に見せてもらうと、毎日の暮らしを判断しやすくなります。見学前に、家族の在宅時間とお手入れに使える時間をメモしておくと、ブリーダーにも具体的に相談できます。


ハバニーズはこんな人におすすめ

  • 家族とふれあうことを好む小型犬と暮らしたい方
  • 毎日のブラッシングと定期的なサロン通いを続けられる方
  • 長時間の留守番を減らし、必要なときに世話を頼める方
  • 散歩と室内遊び、褒めるしつけを楽しみたい方

毎日長く家を空け、被毛のケアをする時間も取りにくい場合は、迎える時期や世話の体制を先に見直すのがおすすめです。住まいが集合住宅なら、飼育規約と頭数・体格の条件も確認しておきましょう。


ハバニーズのよくある質問(FAQ)

ハバニーズは初心者でも飼いやすいですか?

家族との交流を好み、褒めて教えるしつけにも取り組みやすいため、初心者にも候補になります。毎日の被毛ケアと、長時間の留守番を減らす体制を用意できるかが判断のポイントです。

ハバニーズの価格はいくらくらいですか?

みんなのブリーダーでは、2026年10月18日時点の直近3か月の成約価格が40万〜58万円、平均約46万円です。同サービス内の実績であり、国内全体の相場ではありません。購入時は別途費用を含む総額を確認しましょう。

ハバニーズは毛が抜けにくいですか?

比較的抜け毛が少ない犬種です。ただし毛玉を防ぐケアは欠かせず、短くカットしていてもお手入れが必要です。アレルギーが起こらないという意味でもありません。

ハバニーズは留守番できますか?

短い時間から慣らす練習はできますが、長時間ひとりで過ごす暮らしは得意ではない傾向があります。「何時間なら必ず大丈夫」という一律の基準で考えず、犬の様子と世話の体制から判断してください。

ハバニーズの寿命はどれくらいですか?

The Royal Kennel Clubでは寿命の目安を12年超と紹介しています。個体によって差があるため、迎えるときは長期の世話と、年齢を重ねた後の通院・介護まで考えておきましょう。


まとめ

ハバニーズは、明るく愛情深い性格と、やわらかな長い被毛が魅力の小型犬です。一緒に過ごす時間と毎日のケアを用意できる家庭なら、初めて犬を迎える方にもよい候補になります。

迎える前に、平日の留守番をどう支えるか、毛のお手入れを誰が担うか、購入費と継続費を無理なく出せるかを家族で話し合いましょう。その準備をしたうえで見学し、親犬の健康情報と子犬の性格を確かめることが、相性のよい一頭を選ぶ第一歩です。

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参考にした情報

2026年10月18日確認。犬種標準、登録統計、日常のケア、成約価格の根拠です。

写真:QHuge/A havanese dog.jpg(Wikimedia Commons)、CC BY 4.0。表示用に縮小・圧縮しています。

この記事を書いた人
ヒゲオヤジ